どうも、複数種類のケーブルを管理するのに嫌気がさした男、ぐみんです。
今日は前回買ったノートパソコンをPDで充電する為に、AnkerのACアダプター「Power Port Atom」を購入したので、レビューしたいと思います。
USB Power Deliveryとは?
そもそもUSB Power Deliveryとは何ぞやって人もいると思います。簡単に説明すると、
USB PD(パワーデリバリー)とは、USBの新しい充電規格の事。
今までのUSBケーブルによる充電は、低い電力でしか充電できなかったのが、USB PDの場合、最大100wまで充電することができます。今までと比べると、最大で20倍になったらしい。一気に進化しすぎですね。
充電の規格には、Qualcommが開発したQuick Chargeというのもあります。こちらも高い電力で充電できますね。ただ、そっちまで語ると話が長くなるので割愛します。
USB PDが使用できる条件は、ACアダプター・ケーブル・充電したいデバイス。3つが全てUSB PDに対応している必要があります。
そして、このUSB PDを利用可能なケーブルが、USB Type-Cのみなのです(昔はUSB AやBでも使えたらしい)。「USB Type-C=USB PD対応製品」ではないので注意です。USB Type-Cっていうのは、あくまでも端子の形の事だと覚えておくと良いです。
なので購入する時は、必ずそのケーブルがUSB PDに対応しているかも確認してから購入しないと、USB PDで充電できないといった事が発生するので、注意が必要です。
で、一度に沢山充電出来るようになったことで、高速充電だけじゃなく、大電力が必要なノートパソコンのようなデバイスも、充電できるようになったわけです。もちろんノートPC側もこのUSB PDに対応していないといけません。
USB PDに対応していれば、専用のACアダプターの管理をしなくて済むので、コードの管理がグッと楽になり、コンセント周りがすっきりするようになります。
これからの時代、もしノートパソコンを購入するなら、このUSB PDに対応した製品かどうかを、必ずチェックしておく事をおすすめします。
もちろん私が買ったノートパソコン New Inspiron 15 5000も、このPDに対応してます。レビューもしてるので良かったら見て下さい。
【レビュー】DELL New Inspiron 15 5000 6万円台でコスパ最高
購入の経緯
そもそも購入した理由ですが、もちろんノートパソコンを充電するためでしたが、そもそも昔からPD対応製品はもっていました。ノートパソコンを購入するのを見越して、予めPD対応アダプターを買っていたわけですね。賢い。
ではなぜ新しく購入したのか?それは、使えなかったからです。
PDに対応しているからと言って、必ずしもPDに対応したノートパソコンが充電できるわけではないのです。
なぜなら、今回購入したノートパソコンのPD対応ワット数が45w以上で、予め購入していたPD対応ACアダプターは30wだったからです。私、当時はPDに対応してたらなんでもいいと思ってました。賢くない。
というわけで、ノートパソコンも充電できる、PDに対応したACアダプターを、改めて買うことになりました。ついでにコードも。無知って損だね。
今回買った製品
では今回買ったAnkerの製品を紹介します。今回は2種類購入しました。
まずは60w(30w+30w)モデル。USBポートを、1つだけ利用したときに、60wの給電が可能なモデルです。
2つ同時に利用した場合は、それぞれ30wの給電に切り替わります。
もうひとつは45w+15wモデル。こちらは上のType-CポートだけPDに対応しており、45wの給電が出来ます。下のUSBポートは最大15wの給電に対応しています。
こちらは先ほどのモデルと違い、同時に使った場合でも、45wと15w、それぞれ独立した給電になってます。逆に1つだけ利用したからといって、45wのポートが60wになったりすることはないです。
ノートパソコンの専用ACアダプタ代わりに使うので、USBケーブルは長めの、1.8mのものを購入しました。もちろん60wまでのPDに対応してます。
開封・外観チェック
では早速開封していきましょう。
個人的には見慣れたAnkerの、白と青のシンプルな箱です。
ACアダプターは、まあまあなサイズ感がありますね。
2つのタイプのACアダプターを並べてみると、大きさが全く一緒でした。
重ねてみてもこの通り。
コンセント部分は折りたたんで収納できるタイプです。
実際にコンセントを差すと、青く光って給電可能なことを知らせてくれます。
コンセントに刺すと、その大きさがよく分かりますね。縦と横に大きいですが、幅はコンパクトなので、6個口などの電源タップでは隣に干渉せずに使うことが出来ます。
使ってみて
60(30w30w)と45w+15wモデルはそれぞれ一長一短がありました。
60(30+30)はやや使いづらい
やはり60(30+30)のモデルは、2つのポートを同時に使うと、ノートパソコンの給電が利用できないのが不便に感じました。
個人的には、45wと15wって感じで、勝手に切り替わってくれると嬉しかったです。代わりに1つのポートしか利用しない場合は、60wで給電できるので、45wで給電するよりも速く充電できますし、60w以上にしか対応してないPD対応デバイスも充電が出来るメリットがあります。
また、30wのPDに対応した機器を2つ充電する場合は、2つのポートで同時に給電することもできます。
45+15はノートパソコンも同時に給電できる
45+15のモデルは、2つのポートを同時に使用しても、ノートパソコンを充電出来ました。スマホなどのデバイスと一緒に給電できるのはやはり便利ですね。
ただし60w以上にしか対応してないPD対応デバイスには使えないのが注意ですね。それと、下のUSB Aポートは、PDに対応してないのも覚えておきましょう。
ポートが2つあることで、コンセントを節約できる。
もともとノートパソコンを充電するのが目的で、今回の製品を買いましたが、思わぬ副産物がありました。USBポートが2つあることです。
これによって、今までは2つの機器を同時に充電する時に、2つのコンセントを圧迫してたのですが、今回のACアダプターのおかげで、1つのコンセントで、2つのデバイスを同時に充電できるようになりました。これがとても快適でした。
これからどんどんUSB Type-CやPDにも対応したデバイスは増えていくでしょう。そうなるとどうしても、同時に複数の機器を充電しなきゃならないってことも増えます。
そうなったときに、コンセント1つにデバイス1つじゃ効率悪いですからね。これからは1つのACアダプターで、複数充電可能なACアダプターを自分で用意して使っていく必要性があるなと感じました。
使用するACアダプターを統一することで、デイバスごとに付属するACアダプターを利用する必要がなくなり、付属のアダプターは箱にしまったままに出来るので、コンセント周りのコードの管理もスマートになります。
なので、PDに対応した2ポート以上あるACアダプターは、とてもおすすめです。
一体型ではないので、コードが断線した時のコスパがいい
ACアダプターが壊れたときの多くの原因は、たいていが断線です。なので一体型の断線の故障の場合、本体全部を交換することになります。
ですが、ACアダプター本体部分とコードに分かれた分離型の場合、コードが断線したら、コード部分だけを買いかえれば良いので、コスパが良いです。
あとは給電しないときは、コードを抜くことで、普通のUSBケーブルとしても使えるのも良いです。
用途に合わせての購入するのがおすすめ。
個人的には45w+15wモデルが使いやすいと感じましたが、状況によっては60(30+30)モデルも悪くないのかなと思います。
ここは好みや自分の環境に合わせて購入するモデルを変えるとよいと思います。
- ノートとスマホを同時に充電したいなら:45+15モデル
- 60w以上PD対応製品の充電をするなら:60(30+30)モデル
という感じですね。
総評:PD対応したノートPCがあるなら、とりあえず一つ持っておくと何かと便利。
PDに対応したノートパソコンを持っている人はもちろんですが、ノートパソコンを持ってなくても、1つのコンセントで2ポート使えるのは便利なので、こういった製品を持っておくと後々重宝すると思います。
Type-Cデバイスが増えてきた人は、AnkerのPD対応ACアダプターの導入を、検討してみてはいかがでしょうか?それではまた。
個人的評価(5段階):星4つ
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