どうも、Type-Cで充電できるワイヤレスデバイスを好む男、ぐみんです。
今日はロジクールGから発売された、ワイヤレスゲーミングヘッドセット「G733」をレビューしたいと思います。
結論としては、ついに私にとっての理想のワイヤレスヘッドセットが見つかりました。それくらい良い製品です。では行きましょう。
購入した理由
私がワイヤレスデバイスを購入する理由は、コードが煩わしいからです。コードに引っ張られる感じが嫌だし、ちょっと席を離れようと思ったらヘッドセット外さなきゃだし、めんどくさがりやな私にとって、有線って結構ストレスが溜まります。
かといって無線にして、遅延が起きるのも嫌なんですよね。あと充電端子はUSB Type-Cじゃなきゃ嫌です。とまあ私みたいなよくばりな人って他にもいると思います。
そんなわがままな要望を満たしてくれるヘッドセットが出たのだから、そりゃあ買いますよね。
しかしそもそも既に、同じロジクールGのワイヤレスヘッドセット「PRO X WIRELESS」を買った私が、何故また新しいワイヤレスヘッドセットを買ったかと言えば、単純に比較してみたかったから。
PRO X WIRELESSのレビュー記事はこちらから行けます。
【レビュー】ロジクールG PRO X WIRELESS 無線なのに音質 遅延共に最高品質!
PRO X版とG733、この二つがほぼ同じ時期に出たのですから、どっちがよりいいか気になるじゃないですか!私の様に気になってた人って多いですよね?ならば買って確かめてみるしかないですよね。そういう事です。
それとロジクールGとしては、久しぶりにワイヤレス専用に作られた、新デザインのヘッドセットだったので、新製品に普通に興味があったというのも理由です。
開封の儀
ではさっそく開封していきましょう。今回は黒のヘッドセットを購入しました。
開けてみると、KEEP PLAYINGという文字が刻まれた小箱の下に、袋に詰められたG731本体が収まっていました。
一通り、取り出すとこんな感じですね。G731本体、ドングル、着脱可能マイク、USB充電用ケーブル(AtoC)、あとは写真にとってはいませんが、簡単なガイドとかですね。
ヘッドセットのL側には、USB Type-C接続部分と、電源ボタン、音量ダイヤル、マイクオンオフボタンがあります。あとは正面から見た時にマイクの接続端子ですね。
電源ボタンと、マイクボタンは表面の加工が違っており、電源はツルツル、マイクはデコボコした質感で、押し間違える事がないように配慮されています。
マイクは軽く曲げる事ができますが、そこまで大きくは曲がりません。まげて口の前に持ってきてもブレス音が入りやすくなるだけですし、これくらいしか曲がらなくても問題はありません。
マイクを本体に装着するとこんな感じ。
イヤーカップはメッシュ素材で、とても軽く、触った感じもサラサラで柔らかいです。通気性も良さそうです。
個人的に一番気になっていたバンド部分は、ゴムのような伸縮性のある布で、バンド端の穴をG731本体の留め具にはめ込んで、バンド長さを調整するタイプになっていました。
はめ込んである部分は引っ張ると簡単に外すことが出来ます。
このように外して、2段階の長さで変える事が出来ます。ベルト部分を外して、そのまま使う事も出来ます。
ちなみにこのバンドの留め具の部分が、頭に当たるのでは?と心配していましたが、頭に装着すると、バンドの留め具部分に丁度良い空間が出来、全然当たる事はないので安心してください。
サイズ調整できる部分はもう一つあって、アーム部分が上下に動きます。
この部分がスライド稼働します。
バンドとこの調整のおかげで、自分にとって丁度いいフィット感に調整することが可能です。
そうそうこのワイヤレスヘッド一応光ります。写真だと分かりづらいですが、結構光ってかっこいいです。映える写メをSNSに投稿したい人も安心ですね。
暗くするとちゃんと光っているのが分かりますね。
使ってみての感想
ここからは使ってみての感想を話して行きます。
ワイヤレスとは思えない装着感と軽さ
やはりまず特筆すべきは軽い装着感でしょう。ワイヤレスヘッドセットとしては軽い部類のG733(278g)は、長時間つけていても首が疲れにくくなっています。
PRO X WIRELESSも装着感は良かったので、疲れにくく感じたものの、やはり長時間使っていると、なんとなく首が重いかもって感じがしてましたが、G733にはそれがないです。
頭頂部の圧迫感もかなり軽減されています。今まで使っていたロジクールGのヘッドセット(G431とか)は、ヘッドバンドの上からの圧がかなり強くて、すぐに頭頂部が痛くなっていたのですが、今回はバンド部分がゴムによる伸縮式になり、頭にピッタリフィットします。
それでもゴムによる伸縮があるため、僅かに上から押さえつけられている感覚はします。それすら嫌な方は、いっそのことバンドを完全に取り外して使用する事も出来ます。
ただ私も結構頭が大きい方なのですが、装着感がかなり快適です。丁度いい側圧と固定感でした。
アーム部分も多少固さはあるとはいえ、そこまで固くないので、バンドを外して長時間つけても、問題はありませんでした。ヘッドセットの固定感は少し減りますが、上からの圧からのストレスはかなり軽減されます。ただ、当たりどころが良くないとやっぱ少し硬いので痛いです(笑)
個人的には、PRO X WIRELESSで感じていた小さい不満が、解消されたような感じです。
遅延の体感はなし
もはや言わずもがな、PRO X WIRELESSと同じ低遅延技術「LIGHT SPEED」に対応しており、音の遅延を体感することはありません。
違いが分かる人がいたら教えて欲しいレベル。タイミングがシビアな音楽ゲームやリズムゲームでも、高スコアをたたき出すことができます。
通信距離は20mと長い
通信距離は、PRO X版より5m長くなりました。このおかげで、家の中で通信が届く範囲が伸びました。PRO X版では通信が途切れた位置でも、G731では音が届くようになり、ヘッドセットを付けたまま冷蔵庫に飲み物を取りに行ったりするのが、より現実的なものになりました。
もちろん壁とかを挟むと通信距離はかなり落ちますが、木造のボロ屋で2階から1階くらいなら全然余裕で届いてくれました。
スピーカー音質はとても高い
これもワイヤレスとは思えない高音質っぷりです。正直PRO X WIRELESSとの違いがほとんど分からないレベルです。何回同じサウンドを聞き比べても、ほんとに違いが分かりませんでした。
PRO X版より、G733の方がわずかに音が軽いかなってぐらいで、単体のヘッドセットの音質評価としては高品質だと言えます。
とてもクリアに聞こえて、細かい音の違いも聞き分けることが出来ます。
あとPRO X版は無音時に僅かにホワイトノイズが聞こえる感じがしましたが、G733ではこれが軽減されてて、ほとんど気になりませんでした。優秀です。
マイク音質は少し籠り気味
マイク音質は籠ったように聞こえるのと、わずかに雑味があります。何を言ってるかは分かる感じになってるので問題はないかなと思います。
また、単一指向性ですが、PCファンなどの雑音はちょっと拾いやすいかもしれません(私のPC環境がうるさすぎるだけかも)。
ツイッターにマイクテスト動画上げたので、良かったら聞いて見て下さい。出来るだけ静かな環境で収録しました。
ロジクールGのワイヤレスゲーミングヘッドセットG733のマイクテストです。 pic.twitter.com/3qHsq52hWT
— ぐみん@リングフィット連続100日達成 (@gumin_games) September 19, 2020
まあここはPRO Xと同じで、あまり期待しない方がいいです。ちなみにPRO X版の方が、マイク音質は上でした。
コントロール類がワイヤレス用に最適化された
ここが一番PRO X WIRELESSと明確に違う所で、しっかりとワイヤレス向けに作られたと強く感じる部分でもあります。
まず電源やマイクのオンオフのスイッチが、スマホで使われているようタイプのスイッチになりました。PRO X版では、押したら次押すまでさっきまでの位置に戻らない、押し込み式のボタンでした。
この変更によって、触った感触で現在のヘッドセットの電源が入っているかどうかは分からなくなりましたが、スイッチで電源を切ったときも音が鳴るようになりました。
PRO X版では、マイクのオンオフでは音がなるが、スイッチによる電源オフ時には音はなりませんでした。
さらに電源が入ってるときに、電源ボタンを一回押すと、バッテリー残量が今何パーセントかを、ボイスで教えてくれるので、現在のバッテリー状況を把握しやすくなり、急な電池切れが起こりにくくなってます。これはとても良い機能だと思います(PCでG HUBインストール時のみ)。
ダイヤルはPRO Xと同じで、同じ方向に無限に回る仕様になり、音量がマックスになった時はピピっと音がなり、教えてくれます。
ちなみにこの音量ダイヤルは結構軽めの素材で、PRO Xと比べると軽量化には成功してますが、ダイヤルを回した時のカラカラって音が耳に伝わってきて、ちょっとうっとうしいです。まあ滅多に音量を調整することはないので、そこまで気になりません。
Bluetoothは利用不可
G733はBluetoothに対応しておりません。使用は、USBアダプターが刺せるPCなどに限られます。スマホやタブレットで利用しようと考えてた人は気を付けてください。
PS4やニンテンドースイッチでも利用可能
Bluetoothは利用できませんが、USBが刺せるゲーム機なら、利用可能なものもあります。
公式のスペック表では、PS4で使えると書いてあります。ニンテンドースイッチでも使用可能です。
最初ニンテンドースイッチでは、ヘッドホンとしてしか使えないと思ってたのですが、色々確認たところ、ニンテンドースイッチのドッグにアダプタを刺す事でも、ワイヤレスヘッドセットとして使う事が出来ました。マイクも反応してます。
とりあえずニンテンドースイッチでは、フォートナイトと、JOY SOUNDでマイクが使えたのを確認してます。というかほかにマイクが使えるゲームって何かあったっけ?
※ニンテンドースイッチでマイク機能を使う場合、スイッチを起動する前にUSBアダプターを刺し、ヘッドセットの電源とマイクをオンにしておく必要があります。こうしないとマイクがうまく機能しなくなるようです。
まとめ:ワイヤレス用に設計された素晴らしい商品
もともと有線で登場した、PRO Xをただワイヤレス化しましたという製品と違って、G733は最初からワイヤレスヘッドセット向けに開発された製品だけに、その完成度はとても高いものでした。
マイク音質は低いものの、スピーカー音質、軽さ・装着感、遅延、操作性が高い水準でまとまっており、とても使いやすいヘッドセットに仕上がっていると感じました。
PRO X WIRELESSより値段も安いですし、今の時期に、ワイヤレスヘッドセットデビューしたいなら、とてもお勧めできる商品になっています。G733を導入して、快適なコードレス生活を手に入れてみてはいかがでしょうか?それではまた。
個人的評価(5段階):星5つ
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