私たちが何かを続けられない・続かない理由の話

雑記
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雑記

俺は悪くねえ!どうもダメ人間代表ぐみんです。

今年で100記事更新すると目標を定めてからまだまだ目標に程遠い数しか更新できていません。月に1、2回更新があるかないかというペース。最低でも月に8記事は更新しないといけない為、今のペースじゃ絶対に達成不可能です。

そもそもどうして私たちはやりたい事があっても続かないのでしょうか?少なくともこのブログを読んでくださっている人は同じ悩みを抱えている方が多いと思います。

しかし私たちとは違ってやりたい事を続けられている人間が多くいるのもまた事実です。そして私たちは思うわけです。「また続けたい事を先延ばししてしまった」「自分には努力する才能がないんだ」「私は出来る人とは違う」「自分は努力できない、意志の弱い最低な人間」だと、はっきり言いましょう。あなたは何一つ悪くありません!

まるであなたを宗教や悪徳セールに勧誘するときの前台詞みたいですが安心してください、私は無宗教ですしセールスマンでもありません。最近私はいろんな本を読んでいて、どうして私がブログ更新を続けられなかったのか理解できるようになりました。そして少しずつですがそれを改善しようと取り組んでいる最中です。今回はそんなダメ人間代表である私が、ダメ人間側からの目線で続けられない理由と続ける方法を説明したいと思います。

続かないのは当たり前

「もっと努力しなさい」「出来ないのはあなたの努力が足りないから」昔こんな事を言われたり怒られた経験はないでしょうか?きっと多くの方があると答えると思います。そして私たちは思うのです。「私が何かを続けられないのは努力が足りないからなんだ」「続けるにはもっと努力や強い意志が必要なんだ」「でも私には努力できるはずがない」と、しかしこれは全くの勘違いだといえます。むしろ真逆で「努力しようとするから続けることが出来ない」のです。なぜなら私たちは本来なまけることが好きな生き物だからです。

人間は先延ばしして当たり前の生き物

人間は本来先延ばししたがる生き物です。これは能力と言ってもいいかもしれません。私たちは先延ばしする能力が生まれた時から備わっているのです。だから続けられないのは当たり前の事なのです。そんな能力いらないよって言いたくなっちゃいますね。

しかし現実は先延ばしする人間と先延ばししない人間の2種類に分かれてしまいます。この差はなんでしょうか?

続かないのは続け方を知らない為

結論を言いましょう。何かを続けられないのは続けるための方法を知らないからです。あなたが努力できない人間だからではありません。

私は昔、朝起きるのが苦手な人間でした。いつも起きるのはギリギリで、家を出る直前までベットから出られず、時計を見て驚き、慌てて着替えて家を飛び出す。こんな生活を続けていました。私は何度も思いました。「毎日早く起きなきゃ」と、しかしそれが実行に移されることはありませんでした。仮に奇跡的に出来たとしても、必ず三日坊主で終わりました。朝になって「起きなきゃダメだ起きなきゃダメだ起きなきゃダメだ・・・・」と、初号機パイロット並みに呪文を繰り返してもやはり出来ない、そして諦める。そんな日々の繰り返しでした。しかしこれも当然のことだったのです。なぜなら朝起きる方法を知らずに努力をしても続くはずがないからです。

おそらく最初から朝起きることが出来る人はこれを見て「朝早く起きるのは当たり前の普通の事でしょ。努力とか大げさ。ただ意志が弱いだけでしょ」と我々出来ない人間を見下すかもしれません。しかし安心してください。朝起きる続け方を知ってからというもの、私は朝起きる事が苦手じゃなくなりました。ダメ人間代表の私だから言います「努力できない人間だから」「意志の弱い人間だから」そんなのは関係なかったのです。ただ知らなかったから続けられなかった。それだけなのです。

大事なのは習慣化

朝起きる。ブログを書く。運動をする。これらを先延ばしせず続けるために必要なのは、努力でも強い意志でもありません。それは習慣にすることです。

「いやそれが出来ないから困ってるんだけど」と思った方もいるでしょう。同じダメ人間としてその気持ちはすごく理解できます。何故なら私も朝起きれるようになるまでは同じことを思っていましたから。なので我々が習慣化に失敗する流れをまず運動を例に説明します。

我々は何かを始めようとした時、エネルギーを多く消費します。「始める」という行為にエネルギーをたくさん奪われるのです。これは大げさでもなんでもなく事実です。運動であれば「トレーニングウェアに着替える」「タオルを用意する」「運動中の音楽を用意する」「靴を履く」「トレーニングジムや広場に行く」と始める前でも意外と多くの行動をすることが分かります。実はこれらの行動はバカにできないほどエネルギーを消費するのです。

今回はあなたが一日に使えるエネルギーが100として運動を始めようとする行為にエネルギーが80くらい消費されると仮定しましょう。そしてあなたは運動を始めます。運動を終え消費したエネルギーは50。エネルギーは20しか残ってないのでマイナス30になってしまいました。このマイナスは翌日に持ち越されてしまいます。

次の日エネルギーが100回復しても70にしかなりません。この状態では運動を始めるのに必要なエネルギー80を払えません。よってあなたはやる気が起きず、今日はいいやと諦めてしまうのです。大雑把ですがイメージとしてはこんな流れです。

運動を続けられるようになるにはこの「始める」に必要なエネルギーを少なくしないといけません。さっき運動を始めるのに消費したエネルギー80を出来るだけ少なくするのです。例えば30にすることができれば次の日になってもエネルギーがマイナスになることはないため続けることができます。さらにこの始めるエネルギーは続ければ続けるほどより少なくなる性質があります。歯を磨くのにエネルギーを消費したなという感覚を持つ人はいません。習慣になれば歯磨きをするのに必要なエネルギーはほとんど消費しなくなるからです。しかし歯磨きを初めてしたときはきっとエネルギーを多く消費していたはずなのです。みんな子供の頃に歯磨きを覚えるので記憶がないだけにすぎません。

例えばパソコンやスマホの文字入力を初めてするとき頭をいっぱい使ったと思います「これが”あ”でこれが”か”で・・」とたくさんエネルギーを消費して文字を入力したと思います。今ではどうでしょうか?何も意識せず、入力が出来ているのではないですか?これもひとつの習慣化(覚えた)された結果とも言えます。

最初の方で私は人間は先延ばしして当たり前と言いました。しかし同時に習慣化する能力も実はみんなちゃんと備わっているものだったのです。ただその能力の使い方を知らないだけなのです。

習慣にしやすい行動と習慣にしにくい行動

習慣化する能力は誰しも持っているものだと分かりました。でも私たちは歯磨きや文字入力は習慣に出来ても運動やブログは続けることが出来ません。何故か。

それは世の中には習慣にしやすい行動と習慣にしにくい行動の2種類があるからです。例をあげるとこんな感じです。

習慣にしやすい行動

・スマホやゲーム

・タバコやアルコールなどのし好品

・ギャンブル

習慣にしにくい行動

・筋トレ

・痩せる

・ブログや日記を書く

・タバコやアルコールを辞める(我慢の継続)

どうでしょうか、この2つの違いが分かりますか?「楽しいか楽しくないか」と答える人は多いかもしれません。それもひとつの正解です。しかしここで注目して欲しいのが「始めるのに必要なハードルの高さ」です。

習慣にしやすい行動はとても簡単なものばかりです。スマホなら肌身離さず手に持っていますし、タバコは火をつけるだけ、ギャンブルはお金を賭けて後は見てるだけ。これらの行為はハードルの低い行為です。対して習慣にしにくい行動は例えば痩せるなら、運動するために服や靴を用意したり、食事制限の為に手料理にしたり、ストレッチをしたり、と多くの行動をとらなければ結果を得ることができません。つまり痩せるという行為を始めるのに必要なハードルが高いのです。要は始める前からめんどくさいって事です。

この差があるために私たちはやりたいことをやることができないのです(もちろんほかにも原因はあるのですが多すぎるので今回は割愛)。とにかくまずこれをしっかり認識しなければ、何かを続けられるようになることは出来ません。

習慣化の方法

では先延ばしを克服して続けるにはどうしたらよいか、そのひとつが「始めるのに必要なハードルの高さを下げる」ことです。さっき私は習慣にしやすい行動はハードルが低く、しにくい行動はハードルが高いと説明しました。ならば習慣にしたい行動のハードルを下げればよいのです。

例えば日記をつけたいならノートを棚に仕舞わずに机の上でページを開きっぱなしにするとかです。特に続けたいものに関してはタンスなどに仕舞わずに、普段から目に付くところに置くのがポイントです。筋トレしたいなら、筋トレグッズを普段の生活の目に見える場所におくなど絶対に片づけてはいけません。片付てしまうと、「用意をする」という行為を生むことになり、行為のハードルがあがるからです。やりたいことのハードルは少しでも下げるように努めましょう。

もちろん他にも習慣化するためのテクニックはあります。が、それには習慣に関する本を読むのが一番理解出来ておすすめです。個人的におすすめなのがコレ

マンガで分かりやすく、何かを続けることが出来ない人や、習慣について理解するための入門編としてすごくおすすめできます。続ける技術だけじゃなく、辞める技術についても載ってます。ぜひ一度購入して読んでみてください。ではまた 。

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