どうもぐみんです。
「結果と過程はどっちが大事なの?」多くの人が一度は疑問を持ったことがあると思います。
もともこもない事を言うと、どっちも大事です。まあそんな事を言ったら話が終わってしまいます。
というわけで私がどちらかひとつをとるなら、どちらが重要かを語っていきたいと思います。
結果派はビジネス思考の仕事の上司や先輩に多いイメージがあります。
過程派は自分をもっと見て欲しいって方に多いイメージでしょうか。
みなさんはどちら派ですか?
結果と過程、大切なのは過程です
私の結論としては結果と過程どちらが大事かと聞かれれば、
それは過程です。
結果だけを重視する人は、はっきり言ってナンセンスです。考え方が古いです。
ではどうして大事なのは過程とはっきり言えるのか、説明していきたいと思います
そもそもの結果と過程に関する勘違い
前提の話として、多くの人がとある勘違いをしています。その勘違いとは、
結果が正しいから過程も正しいのだと思う事。
もしくは
過程が正しいのに結果が出ないのはおかしいと思う事です。
そもそもの話として、過程が正しければ結果は自然と伴っていきます。
つまり結果が出ないのは、過程が間違っていただけにすぎません。しかし、間違った過程だったとしても一時的には結果が出る事があります。これが自分が行っている過程は正しいのだと、勘違いを起こす原因になるんですよね。
過程を重視する人でも、過程は間違っていなかったのにって嘆く人がいますが、本当に間違ってなかったか、しっかり考えてるでしょうか?
どうして結果が出なかったのかろくに考察もせずに、過程は間違っていなかったと思い込んでるとしたら、それは自分に心地の良い言い訳してるだけに過ぎません。
結果が出なかったのは、過程が間違っている可能性があるのだから、過程の見直しをする必要があります。過程の見直しは、次の成功につなげる為にもとても重要な事です。
そうやって過程を追求していく事が結果に繋がっていくのです。
だからこそ私たちは常に過程を重視すべきです。あくまでも結果は、過程の積み重ねの最終的な姿でしかないなのですから。
まあもちろん結果が伴わなかったからと言って、必ずしも過程が間違っているのかとは、まあそりゃあ限りません。過程を分析した結果、やはり間違っていなかったって事もあると思います。
ちょっと身近なもので例えてみましょう。
ギャンブルは過程が全て
結果と過程の話をするなら、面白いのがギャンブルです。
麻雀でも競馬でもポーカーでも何でもいいですが、ギャンブルを生業として生活してる人は一定数存在します。こういった方がどうして成功してるかと言えば、必ず過程を重視しているからです。
ギャンブルにおける過程とは、「いかに勝率(利益)の高い選択をし続けるか」これに尽きます。
ギャンブルは運に大きく左右されますから、過程と結果の話をするのにはうってつけです。
55%にかけ続けていれば必ず勝てるギャンブル
例えば勝率55%の方に賭け続けたら、利益が出るギャンブルがあるとします。まあそれでも約2回に1回は負けます。
ここで素人は55%を外した時に「あぁ~勝率45%の方に賭けてればよかった」とその瞬間の結果を重視しがちです。そして流れとか意味のないものを信じて45%の方で勝負したりするようになります。
しかしプロはそんなことはしません。なぜなら今回はたまたま負けただけで、最終的には55%の方を選択し続ければ、確実に利益(結果)が出るからです。
まあさすがに、確実に利益が出ると数字がはっきり分かりきっている状況なら、わざわざ45%を選ぶ人もいないでしょう・・・たぶん。
では勝率等の数字が明確でない場合はどうでしょうか?
スロット
スロットは高設定の台を打ち続けていれば勝てると言われています。しかし実際に打っている台の設定が高いかどうかは分かりません。出来るのは基本的には推測だけです。
一日だけで見れば、設定6の台が設定1の台に出玉で負ける事もあります。でもパチプロはそれでも高設定である可能性の高い台を打ち続けます。
なぜなら高設定を打ち続けるという行為(過程)が利益(結果)を出すためにもっとも重要だと知っているからです。
素人さんは気分次第でぽんぽん台を変えます。明らかに設定が低くて勝てないだろうと分かりきっている台でもその日の気分で打ち続けます。
正常な人がこういう話を聞くと「いやそんな行動するわけないだろ」って思うかもしれませんが、ギャンブルに依存してる人は、こういう理解できない行動をよく起こします。
そして設定の低い台で一度でも利益(結果)が出てしまうと、台を変えたら勝てたんだ!と過程を顧みる事なく、「流れ」だとか「ツキ」を信じ、同じ過ちを犯し続けるようになります。
その先の結果がどうなるかは言うまでもないでしょう。
間違った過程でも、一度結果が出ると正しいと思い込みがち
逆に選択(過程)が正しくても、最初に失敗すれば間違いだと思い込むこともありますね
ビジネスにおけるギャンブル的思考
ギャンブルの話をビジネスと置き換えてみましょう。
とある企画をすることになり、シミュレーションではコストはやや大きいく、一度は失敗している方法ではあるものの、Aの方法(過程)なら、続けていけば高い利益が出ると分かっています。
しかし頭の固い上司はこんな事を言い出します。
「Aの方法では、失敗した時のコストがかかりすぎる。俺が昔とったBの方法でやるべきだ。これは俺が過去に成功した方法だから間違いない」
と言い出しました。しかしシミュレーションをしてみると、Bの方法は確かに成功している実績はあるものの、実は成功率が低く、長い目で見ると利益が出ないことが判明します。すると上司が、
「結果が出ているのはBだ、Aは一度失敗して結果が出てないから止めるべきだ」言い出します。
結局企画はBの方法で進める事になり、たまにプラスに傾くことはあるものの、業績は悪化していく事になりました。
・・・とまあかなり上司を悪役にしたててますが、過程を顧みずに結果だけを重視してると、こんな感じの現象も起こったりします。
つまり結果を重視する人の頭は、素人ギャンブラーのような短絡的思考の持ち主と言われても、ある意味文句言えません。
ちょっと結び付け方が雑過ぎません
書き手の例え話のスキルがないから許して
科学的にも過程が重要であると証明されている
私の考えだけでなく、科学的にも過程が重要であると証明されているようです。
分かりやすくまとめられているページを見つけたので、そちらを見てもらうとよいと思います。
結果がすべてだからこそ過程が大切!その理由とは?/COACHING STATION
結果を重視するデメリット
結果を重視すると色んなデメリットが発生します。分かりやすい物を例に挙げてみます。
やる気が下がる
だって過程で正しい事をしても評価されないんですよね?長い目で見れば正しい方法を続ければ数字が出るのに、ちょっと数字が出せなかったくらいで、悪い方法で数字を出している人が評価されたらどう思いますか?嫌じゃないですか?数字が全ての会社はそれでいいのかって感じです。
ビジネスにおいて働く人間のモチベは重要です。結果ばかり見て過程を見なかったら、多くの人が仕事に対して情熱が持てなくなってくるでしょう。そして正しい事をする有能な社員は職場から去っていくでしょう。
不正するようになる
結果だけを重視するという事は、過程はどうでもいいのだという考えになっていきます。結果だけを求めすぎた企業は必ずほころびが生じて、不正を働くようになるでしょう。
保険会社とかはこういうのが多いイメージですね。ちょっと前だと、カンポのノルマの為の不正が話題になりましたね。
ああいうのもノルマが全て、結果が全てという考えが起こした悲劇と言えるでしょう。
というか全てのブラック企業が結果だけ重視してるイメージがありますね。
まとめ
というわけで、結果を求める事そのものは悪ではないですが、結果の為に過程を顧みるような事があっては、絶対にならないということです。過程を重要視しつつ、盲目にならずにどちらも大切にしていきましょう。それではまた。
コメント
私は結果派の人間です。過程を意識すると、結果がダメでも過程を頑張ったんだからいいじゃん。と甘えが出るからです。世の中生きていて結果を出さなければやって行けません。例えば学生時代にはテストがあります。過程を意識するならテストなんてしないで、授業の取り組みだけで成績を付ければ良いわけですよね。検定試験でも過程を見るなら、課題を出してそれに取り組めば合格にしたら良いよね。でも、試験をやって何点合格と結果を求めます。私は仕事で電車の運転士をしていますが、あなたは運転士に過程を求めますか?頑張って訓練していれば、いざ事故っても文句は言いませんか?私は文句を言います。安全に目的地に付ければ満足であって、その運転士がどんな過程で業務についてるかなんて知りません。なので過程より結果が大事です。
確かにそういう考え方もありますね。
まあ最初に書いている通り、私もどちらも大事とは思ってますからね。
無理やりどちらか一方を選ぶと歪みが出る話題なので、そういう形での対立意見が出るのはもっともです。
交通機関の事故の例は面白いですが、どんな過程でも一定の確率で不幸(最悪の結果)というのは降りかかるものです。電車や飛行機、自分が運転する車に限らずです。
正しい過程をとったにも関わらずミスが起きたのであれば、それは第三者による不可抗力というものになります。たとえば車や人が飛び出してきたとかですね。今回はそういう避けようのない不幸を前提とした話ではありません。
私だって事故に巻き込まれたら、例え誰も悪くなくても、誰かを恨んだり自分の運の悪さを恨んだりするでしょう。人としてそういう感情が湧きあがるのはどうしようもないです。でもそういう感情論の話は別なのです。
運転士を例を出すなら、人手不足にも関わらず業績やダイア遵守という結果を求めたりすると、過程(過重労働やチェックリストなどの省略)が疎かになり、事故の確率があがります。事故が起こらなければ関係ない。周りには知りようがないし。と実際事故が起きなけらばどんな過程だろうとバレたりしませんね。事故が起きない限りは過程を知らないお客さんは結果に満足し続けるでしょう。ブラックボックスの中身は誰にも見えませんから。私はごめんですけど、現実ではそういう交通機関に乗ってるかなんて知りようがないですからね。事故った時にしか分からないなんて怖い話です。
過程が大事な理由として、今回は分かりやすい例で確率のゲームを提示していて、その場合は必ず過程(もっとも高い期待値)を追い続けなければなりません。
ただ、現実は確率ゲームとは違いますから、やまざきさんの言ってる事も間違いないと思います。お仕事頑張ってください。