どうもぐみんです。今日はXbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2が届いたのでレビューしたいと思います。出荷された日は1/24でした。
ニンテンドースイッチとPCゲームを遊ぶ私にとって、理想のコントローラーが出たはずだったのですが・・・
購入した経緯
以前に書いた記事、Xbox Elite2をPCゲーマーが買うべき理由でも語りましたが、自分にとって理想的なコントローラーだと思ったんです。箇条書きにするとこんな感じ。
- ワイヤレスコントローラー
- Type-Cで充電可能
- PCゲームのほとんどXboxコントローラーを想定して作られているので安心
- ボタンがカスタマイズ可能
- 任天堂ユーザーでもABXYを入れ替えることで混乱を防げる
特に最後の項目は結構でかくて、発売されたらボタンカスタマイズを試してみたくてすぐ欲しかったんですが、ボタンめり込み等の不具合報告が多数されていて、しばらく様子を見る事にしました。在庫もなくてどっちにしろ買えなかったけど。
その後不具合のせいか単純に出荷量を絞ってただけかは知りませんが、しばらく品薄の状態が続いていました。
そしてつい先日予約が出来るようになってたので、予約した次第です。結構な数が仕入れされたみたいで、もしかしたら不具合なくなったから大量出荷?と期待してそれを確かめる為に購入したってのもあります。
開封 外観チェック
では開封していきたいと思います。まず気づいたのが箱でけえ、そして重い。ただのコントローラーの箱にしてはかなり大きい部類になると思います。
内容物
開封すると立派なコントローラーが専用ケースと共に現れました。
付属品はこんな感じ。Type-A to CのUSBケーブルの付属しています。長さは2mくらいはありますね。
重さは約340gでした。ニンテンドースイッチのプロコンより約90g程重いです。
下にはイヤホンジャックとxboxアクセサリー用の専用端子が付いています。ちなみにPCで使う場合、有線なら直接イヤホン繋げて使えました。Bluetoothでは無理みたいです。
背面はパドルとトリガーの押し込み具合を変更できるスイッチが付いてます。
パドルが邪魔だなって思ったら簡単に取り外すことも出来ます。
上面はボタンがメタリックでめっちゃカッコイイ。各トリガー・RB・LBの触り心地・押し心地もすごく良くて、今まで触ってきたトリガーの中では一番好きですね。
あとはペアリングボタンとUSB Type-C端子がありますね。今のワイヤレスコントローラーはType-Cで充電できるかはとても重要です。私は充電端子がType-Cじゃないと購入候補から外す事も多いです。
トリガー押し込み比較
トリガーの押し込み比較です。まずはマックスの状態
次に一番浅い画像。全然違いますね。これならFPSプレイ時に、あそびのせいで射撃が遅れるって事がなくなるでしょうね。
押し込み具合は個人的には中間が一番好きです。
スティック、方向パッド、カスタマイズ
スティックはとてもスムーズに動きます。
一度触ってみたかった不思議な形の方向パッド、問題なくしっかり8方向に押して使えます。ニンテンドースイッチのプロコントローラーのように斜めに誤爆することもなさそうです。
そしてスティックと方向パッドは付属品と交換して好きなようにカスタマイズが出来てしまうのです。
外すときはマグネット式なので簡単に取り外せます。
カスタマイズ一例です。方向パッドは画像の様に十字キーにも変更可能です。
スティックの重さも調整3段階で調整可能です。
中のネジがへこんだ状態だと少し重くなります。自分だけのコントローラーを作れるのは、まさにマイコントローラーって感じでほんと良いですね。ニヤニヤしちゃいます。
セットアップ
そのままでも普通のXboxコントローラーとしてPCに繋いで使うことも出来ましたが、コイツの真の力を引き出すにはコントローラーのセットアップが必要です。
Xboxアクセサリーというアプリをインストールしてセットアップしましょう。ちなみにこのアプリを使うにはアカウントの作成が必要でした。メンドクセ。
アップデートが終わるとキーカスタマイズなどが使えるようになります。
セットアップするとBluetoothのペアリングの再設定がいる
ちなみに有線で繋ぐたびに、なぜかBluetoothとのペアリングが切れます。セットアップするたびにペアリングしなおしなのはちょっと面倒ですね。
まあ繋ぎなおすのに一分も掛からないし、滅多に有線で繋ぐことはないので別にいいんですけどね。
XBOX専用のwindows10ワイヤレスアダプターを利用すれば、有線で繋いでもワイヤレスのペアリングが解ける事はないので、無線で利用する場合はこちらを別途購入するのがおすすめです。
使用レポート
数時間触ってみたので、感想を言っていきたいと思います。
重さや触り心地について
重さはかなり重く、スイッチのプロコンより約90gも重いです。プロコンですら初めて持った時はちょっと重いと感じましたから、ELITE2はかなり重いです。
一応プレイに支障が出るほど重いってわけでもないです。でも子供はちょっとつらいかも。本当に大人向けコントローラーって感じですね。まあ2万円するし子供は買わないか(笑)
気になったのが重心で、中指でトリガーボタン、人差し指でRB,LBボタンを押すプレイスタイルだと重心のバランスが取りづらい印象がありました。ロボットゲーのような複雑なゲームをする場合、ちょっと困るかもしれません。そういう時はトリガーにかける指は人差し指のみにして、中指はパドルを使って対応するといいと思います。
キーカスタイマズとプロファイル保存が便利
キーカスタイマイズはかなり自由で、設定を複数保存することが出来ます。ABXY、トリガー、スティックボタン、スティック、方向パッド、パドル、これらが設定可能です。
特に面白いのがスティックで、左と右のスティックをX軸Y軸それぞれ別で入れ替える事が出来ます。これをうまく利用すれば、例えばバイオハザードのようなラジコン操作もカスタマイズ可能な訳ですね。ゲーム側にそういった設定がなくてもこういった事が出来るのは面白いですね。
さらにY軸反転なんて事も出来るので、エースコンバットのようなゲームの視点操作を、上下反転させたりといった使い方も出来ます。
でもふつうのゲームする時、ゲームごとに特殊な設定への変更はややこしくなるやんって思う人もいると思います。そこで活躍するのがプロファイル機能です。
キーコンの設定が3つ保存できるので、通常用のキーコン、ラジコン操作ゲーム用のキーコン、エースコンバット用のキーコン、みたいな感じで使い分ける事が出来ます。
プロファイルはゲーム中でもいつでも切り替える事が出来る為、凄く便利です。
パドルとシフト機能が超便利
さらに普通じゃ存在しないパドルによるボタン操作やシフト機能がとても便利です。パドルにボタン操作を割り当てる事で複雑な操作を可能にしたり、シフト機能を使えば、普段Aボタンの機能をシフトボタンを押してるときは、Rボタンに変更するといった事が出来るのでとても便利です。
任天堂ユーザーもABXYを入れ替えてプレイ出来る!
ニンテンドーのコントローラーを使っている自分としてはこれが一番重宝します。Xboxのコントローラーと、任天堂のコントローラーってAとB、XとYがそれぞれ逆なので混乱しやすいんですよね。
でもキーコン設定を変えてやればそんな悩みともおさらばです。ボタン配置に混乱することなくPCゲームを遊ぶことが出来ました。これは本当に快適。
初期不良・不具合について
さて一番購入で怖かった部分。初期不良や不具合についてですが、ボタンが埋まって戻らなくなる現象は確認できませんでした。連続でAボタンやBボタンを何度も押してみましたが、今のところ埋まる気配はありません。
あとはボタンが反応しないときがある不具合がなければ、文句なく100点満点の理想のコントローラーになります。
しかし残念ながら不具合かは分かりませんが、Aボタンが反応しないことがありました。
ボタンの押し方によっては全然反応しないことがあります。さらに決定的なのが、長押しした時にグリグリしてると反応が切れる事があることです。
Xbox エリート 2 ボタン動作チェックその2
長押しでグリグリしてると明らかにAボタンだけ途切れやすいです
仕様なのかたまたま不良引いたのか参考になれば幸いです pic.twitter.com/6DBiTgKpvO
— ぐみん@リングフィット連続18日達成 (@gumin_games) January 25, 2020
他のボタンも全くならないって事はないですが、よほど意識して軽く押しても滅多に起きないのでゲーム中問題になることはなかったです。いやあるって時点でどうかと思うけど。
しかしAボタンは全然許容できない。軽く押してるとたびたび長押しの判定が切れます。後はおしっぱの状態で、ずれた指の位置を直そうとした時にもたびたび長押しの判定が切れました。
これに気付いたキッカケがアドベンチャーゲームのセリフの早送りですね。たびたび長押しが途切れたのが確認しやすかったです。
A>>>Y>>>>>B=X
グリグリして長押しが切れる度合いはこんな感じですね。Yもちょっと意識すると切れやすいって感じです。BとXはほぼ問題ありませんでした。
Aボタンは使用頻度が高いボタンだけに、ほんと残念です。ここまで良かった点を全部吹き飛ばしてくれるくらいガッカリした部分ですね。
一応強くボタンを押下するようにすれば、この現象はAボタンでもそうそう発現しないとは思いますが、対戦ゲームならともかく、全てのゲームジャンルにおいて強くボタンを押す事なんてないですからね。
コントローラーを壊さない為にも力抜いてボタンを押すことがほとんどですから、それで反応しないってのはほんとにイライラします。こんな現象に悩まされるのなんてこのコントローラーが初めてかも。
Aボタンだけでなく、RBボタンも時間経過で壊れやすいという報告が多めなので、全体的に耐久性は低めな印象ですね。
Xbox Elite Controller 2 Coreもボタンの接触不良問題は変わらず
2022年9月21日にエリコン2の白色モデルが出ました。
名前の後ろにCoreとついてて、もしかしてボタン設計見直してたりしてる?と思って気になってた人もいると思いますが、別にそんなことはないようです。
海外の人がボタンの接触不良の動画を上げています。まさかこの問題を完全放置して新色出すとは、大企業の商売としてはどうなのでしょう。ユーザーを完全に舐めきってるとしか思えません。
リベンジしようと思ってた人は様子見するのが無難です。エリコン3が出るのを待つのが正解でしょう。まあ個人的にはそんなの待ってられないので、PS5のプロコン「DualSense Edge」に密かに期待してます。
まとめ
というわけでボタンについての不満点がなかったら、星5評価って感じだったのですが、ボタン関連の問題だけで評価を大きく下げざるを得ないですね。
これで2万円するコントローラーと考えると、もう少し品質管理体制をしっかりして欲しいと思いますね。もちろん偶然不良品を引いただけって可能性はありますが、そのほかの不具合報告も知ってるだけに偶然とは思えないですよね。
ボタン関連の不具合報告が多いだけに、ボタン周りの根本的な設計に問題・構造的欠陥があるのでは?と疑ってしまいます。そうなると交換しても意味がないって事になるから絶望的なんですけどね。
他が最高に感じていただけに、これが解決されないかもしれないのはほんとに惜しすぎる。せっかく理想のマイコントローラーに出会えたと思ったのに残念です。
逆に言えば不良品さえ引かなければ最高のパートナーとなりえるでしょう。当たりを引いている人がいる事も確かなようなので、少しでも怪しいと感じたら返品するつもりで購入にチャレンジするのはありかもしれません。いやないか。
ショップによっては返品対応不可な場合もあるので注意です。必ず、返品可能かつ信頼できる販売・発送元から新品で購入しましょう。
1/27追記 返品処理しました
在庫がないのか、返品交換の処理をしようとしたら交換の選択肢がなく、返品しか出来ませんでした。(これ後で知ったんですが、代引きだと返品処理しか出来ないらしい。この時はたまたま代引きでの購入でした。)
マイクロソフト公式サポートに電話して交換する事も考えたのですが、ネットで調べると何度交換しても症状が治らなかったり、交換品が来るまで最悪一ヶ月待ちという口コミも見たので、そんなに待ってたら返品可能期間を過ぎてしまうと判断して、仕方なく返品処理することにしました。無念。
その後色々レビューを調べてみると、やはりAボタンに関する不具合はかなり多いようです。私と同じようにAボタンだけでなく、Yボタンも反応しにくいというレビューもチラチラ見かけました。
つまり少なくとも2020/1/24出荷分のコントローラーは初期出荷分と品質が変わってない可能性が高いと言えますね。そんなわけでもうしばらくは様子見が無難だと思います。というかボタン周りの品質改善にはもはや期待できないかも?買うときはそれなりの覚悟を持って買いましょう。
ちなみに背面トリガーとかはないですが、Xbox series X/Sの新しいコントローラーはとても使いやすかったです。
新しいXBOXコントローラーはPCゲームのお供の定番!【注意点あり】
Xbox Elite3が出る事があれば、これをベースに作って欲しいと感じたほどでしたね。とにかく、次出すときは今回のような品質は辞めて欲しいなと思いました。
個人的レビュー評価:星2(不良がなければ4.5)
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