今VR買うならオススメはどれ?PSVR、Oculus RiftS、Quest、Go、HTC VIVE COSMOS比較紹介!

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どうもぐみんです。

VIVE COSMOSが発売したとのことで、私的には2019年の特に注目の、定番VRデバイスが出尽くした感がありますね。

というわけでせっかくですから、購入候補として特に人気が高そうな、VRヘッドセット5種類のスペックを比較して、現時点でどれを購入するのが一番いいのかを検証してみたいと思います。

VRデバイスって高い買い物ですから、あれもこれも買う余裕なんて多くの人にはないと思うので、しっかりと性能を理解して、後悔のない選択をするようにしましょう。

だからまあせいぜい・・悔いが残らないVRデバイスを選べ

何様気取り?

ちなみにスマホ用VRゴーグルの選び方については過去に記事を書いているのでそちらを参考に選んで見て下さい。

スマホ用VRゴーグルの本当に正しいおすすめの選び方

比べる機種5種紹介!Quest、RiftS 、Go、PSVR、COSMOS!

今回は、個人的に多くの人が購入候補にするであろう、VRデバイス5つを選びました。ひとつずつ選んだ理由も含めて紹介してきますね。

PSVR

最初の候補はVR元年の立役者の一人であるPSVRです。

発売日は2016年10月13日。え、PSVRが発売されて3年も経っていたのか!時の流れって早いですね。

やや古いですが、プレイステーション4を持っている人は、こちらも購入候補になると思ったので比較機種に選択しました。

Oculus GO

ワイヤレスで安価で手軽故、VRの動画を見るならOculus GOで決まり!とよく言われてました。

発売日は2018年5月1日。6DOF(VR空間を移動できる)ゲームがプレイできないのがネックではありますが、ゲームに興味ない方は問題ないですね。

ゲームも遊べるようにするか、動画だけにするかで悩んでいる人が多いと思うので、比較対象に入れました。

※頑張れば6DoFで遊べたりもしますが、結構手間なので、推奨はしません。

Oculus Rift S

3つ目の候補はOculus Rift S。発売日は2019年5月21日。

過去のデバイスは位置空間を把握するために外部センサーが必要でしたが、Rift Sでは不要に。

センサーのセッティングや細かい設定が必要なくなり、以前と比べると手軽にVR体験が出来るようになりました。

次に紹介するQuestと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

Oculus Quest

4番目の比較機種はOculus Quest。発売日はRift Sと同日の2019年5月21日。外部センサー不要。

Oculus Goの次世代機ともいえる機種で、ワイヤレスで6DOFのゲームを遊べるという意味では、現状一番手軽な6DOF対応VRデバイスと言えると思います。

ただ発売当時はQuest対応アプリがとても少なく(コンテンツ審査が厳しい為)、それゆえにRift Sとどっちを買うべきか、悩んでいた人も多いと思います。

この問題に関しては、QuestでRift Sの代わりが出来るようになる、Oculus Linkが発表されたので、解消されたと言っていいですね(Oculus LinkにはゲーミングPCが必要です)。

今VRデバイス買うならOculus Quest一択である理由

11/19追記:ついにOculusLinkが開始しました。

Oculus Linkが遂にキタ!導入方法や必要な物を解説レポート!Quest買って正解でした!

2020/9/17追記:Oculus Quest 2の予約が開始されました。それに伴い、Questの販売は終了しました。今からQuestを買うなら2を買いましょう!

HTC VIVE COSMOS

最新VRデバイスVIVE COSMOS。発売日は2019年10月11日。

PCで遊ぶVRデバイスを買うならOculusかHTCから選びたいって人は多いと思います。

他と比べるとちょっとお高いのですが、最新機種ということで、比較対象候補に入れました。

5種類のVRデバイスのスペック比較!

ここからは5つのVRデバイスのスペックを比較していきたいと思います。

価格

というわけで皆さんが一番悩むであろう価格から行きたいと思います。PSVRは仕様が変わったりして価格も変動しているので、この記事を書いた時点での最新のものを参考にします。(一部税抜き)

※増税の影響で価格が変動している商品があります。ショップによっても価格が一部異なります。予めご了承下さい。

PSVR  34980円(税抜き)

GO 23800円(32GB)

Rift S 49800円

Quest 49800円(64GB)

COSMOS 89882円(税抜き)

やはりGoが一番安いですね。人気が出たのも納得なお手頃値段。

次に安いのはPSVRですが、もしPS4を持ってないなら別途購入する必要がある為、一概に安いとも言えないですね。VRの為だけに買うのは、あまり賢い選択とは言えなさそうです。

PS4を所持している方だけ、購入候補に入れらる感じだね

PS5やPSVR2まで我慢するのも、選択肢のひとつね

PC用VRデバイスのRift SとCOSMOSも別途パソコンが必要ですが、これで悩む人はそもそもパソコン持っている方でしょうから、そこで悩むことはあまりないと思います。強いて悩むとすれば、GPUを何にするかで悩みそうですね。

SteamVRのGPU推奨スペは、GTX1060 6GB以上になってる事が多い

VRの為にGPUを買い替えるか悩んじゃいますよね

ただCOSMOSはめちゃ高いですね。昔のVRデバイスと値段がほとんど変わりません。なかなか購入するには勇気のいる値段設定になってます。

COSMOSは、税込み価格にすると10万近くになってしまうね

お金に余裕がある人用ですね。

そう考えるとRift SとQuestは凄く安くて驚きですね。性能とのバランスを考えると、価格面では頭ひとつ抜けているように思います。

Questは単体で6DoFのゲームが遊べて、この中で一番コスパが良さげ

DoF(自由度) トラッキング方式 重さ

Goでも触れましたが、自由度とトラッキング方式とVRデバイスの重さについて見て行きましょう。

自由度の3DoFと6DoFはVR空間を動き回れるかどうかの違いです。3DoFは首の動きによる視点移動だけで、6DoFは体を動かすことでゲーム空間内を自由に動き回れます。

6DoFはトラッキング方式によって、外部センサーが必要かどうかが変わります。

アウトサイドイン方式だと、ゴーグル以外に外部センサーが必要で、

インサイドアウト方式だと、ゴーグルだけで体の移動を検知します。

ゴーグル本体の重量もVRを長時間楽しむためにも比較は欠かせません。

自由度トラッキング方式外部デバイス重さ
PSVR6DOFアウトサイドイン必要約610g
Go3DOF頭軸の回転のみ不要約468g
Rift S6DOFインサイドアウト不要約559g
Quest6DOFインサイドアウト不要約579g
COSMOS6DOFインサイドアウト不要約651g

PSVRだけ外部センサーが必要で、その他は不要です。昔はVRと言えば外部センサー必須で、敷居が高いイメージがありましたが、今やゴーグルをかぶるだけで遊べるのは大きな進化ですね。

Goのみ3DoFで、遊べるゲームに大きく制限がかかってしまいます。しかし動画視聴のみという目的に限れば、6DoFの機能は意味がないので問題ないとも言えます。

重量は一番高価なCOSMOSが一番重いという結果に。ただこれは、ヘッドホンの重量分が足を引っ張っているとも考えられます。まあそれを差し引いても重いとは思いますが。

一番軽いのはやはりシンプルなOculusGoですね。ついでRiftSが軽く、ちょっと重くなってQuest、PSVRと続きます。

軽さを重視したいならGoかRift Sが良さげ

QuestとRiftSにそんなに差がないのが意外ですね

解像度、リフレッシュレート グラフィック性能

次は見た目の印象が大きく変わる解像度とリフレッシュレート、あとグラフィック性能についてみていきたいと思います。

VRは目への情報がもっとも重要になってきますから、この性能の違いでVRへの没入感が大きく変わると言ってもいいでしょう。

解像度リフレッシュレートグラフィック性能
PSVR1980*108090Hzまたは120HzPS4に依存
Go2560*144072Hzsnapdragon821
Rift S2560*144080HzPCに依存
Quest2880*160072Hzsnapdragon835
COSMOS2880*170090HzPCに依存

やはり発売が古い事や、性能がPS4本体に依存すること、また発売日が一番古いのもあって、解像度はPSVRが一番低い結果に。片目あたりの解像度は990*1080という事になります。

友達にプレイさせてもらった感想として、

PSVRは体験するゲームによっては画面の粗さが目立つ事もあります。

ただリフレッシュレートはPSVRが一番高いんですよね。ちょっと意外。とはいえ、PS側がVRゲームで高いフレームレートを出せるかどうかはまた別の話です。

解像度が低い分、fpsを高めやすいのかもしれませんね

解像度よりヌルヌル動く方が、VRとは相性良さげかも?

そのほかのVRデバイスに関しては、そこまで大きな違いが出ない結果に。驚いたのが、RiftSよりQuestの方が解像度が少し高い点。しかし代わりにリフレッシュレートはRift Sの方が高いです。

解像度の細かさはQuest。動画の滑らかさはRift S。ただどれだけゴーグル側の解像度が高くても、グラフィック性能はパソコンやVRデバイス自身のスペックに依存する為、解像度が高いからQuestの方が良いとはなりません。もちろんリフレッシュレートも同じです。

ただPC専用デバイスはお金の許す限り、いくらでもグラフィック性能を高めることが出来る為、RiftSには無限の可能性があるとも言えます。

解像度とリフレッシュレート。どっちもよくばりたいって方はCOSMOSって感じでしょうかね。このスペックを活かすパソコンがあるの前提ですけど。

音の出し方

VRデバイスを買う上で結構個人的に重視している所。ヘッドセットタイプが個人的にストレスになるので、必ずチェックしておくべき項目だと思ってます。

本体音声出力イヤホンジャックBluetooth接続
PSVRイヤホンジャックのみあり可能
Goバンド部分にスピーカーあり不可
Rift Sバンド部分にスピーカーありPC側で可能?
Questバンド部分にスピーカーあり可能
COSMOSヘッドホンタイプ(着脱可)ありPC側で可能?

PSVR本体にはスピーカーは付いておらず、ジャックにイヤホンやヘッドホンを差して音を聞くことが出来ます。もちろんテレビから音を出すこともできます。

Oculusのデバイスは、頭を固定する横側のヘッドバンドにスピーカーが付いているタイプで、耳を塞ぐ必要がない為、ストレスが溜まりにくい仕様になってます。

使わない際にも邪魔にならないから、これはほんとありがたいです。ただ音質はあまりよくないとの噂も。(Questを使用してみたが、個人的には全然気にならなかった)

COSMOSは高音質のヘッドセットが付いてますが、不要なら外して自分のイヤホンで楽しむ事も出来ます。

後は相性問題などもあって絶対ではないですが、一部の機種でBluetoothを使ってワイヤレスイヤホンをつなぐ事も出来ます。ただ遅延の可能性等は留意しないといけません

PC用デバイスならPC側にBluetoothを接続すればいけそうね

Bluetoothに絶対はないので過信は禁物だけどね

おすすめVRランキング

というわけで最低限、ここだけは抑えておきたいってポイントは抑えられたと思うので、比較結果を考慮しつつ、更に最近のVR事情を加味した、個人的お勧めVRデバイスランキングを紹介していきたいと思います。

第5位 PSVR

まず第5位はPSVRです。やはり古い機種故に、お勧め度は一番低い結果になりました。必要な機材も多く、ゲームを遊ぶ為の準備が煩わしいのもマイナスポイント。

あとVRの性能だけでなく、2020年末頃にはPS5の発売が控えている事や、PSVR2に関しても何かしらの情報が出てくるであろう事から、今のタイミングで購入するの下策と言えると思います。

PSユーザーはPS5やPSVR2の為に、今からお金を貯めておきましょう

合わせて10万くらい貯めないと買えないかもしれませんね

PSVR はこんな人におすすめ
  • PS5に興味がない人
  • PS4を持っていて出来るだけ安くVR体験したい人
ソニー・インタラクティブエンタテインメント

第4位 Oculus Go

第4位はOculus Goです。手軽ですが、やはり3DoFのものしか遊べないのは辛いところ。

ただ何度も言うように、本当に動画にしか興味ないって方は問題ない話なので、そういった方には今でも充分おススメできる機種だと思います。

ただ容量が32GBのものと、64GBモデルがあるんですが、動画をインストールして視聴する場合、32GBモデルではすぐにカツカツになってしまいます。

かといって64GBモデルを選択する場合、価格は3万円台になってしまうので、コスパがやや落ちる点には注意しましょう。

どうせ3万払うなら、もう少し出してQuest買うのも視野に入れたい所

悩みどころですね

Oculus Go はこんな人におすすめ
  • 基本動画にしか興味がない人
  • 出来るだけ安く抑えたい人

第3位 HTC VIVE COSMOS

3位はHTC VIVE COSMOSです。ハイスペックではありますが、やはり高価で手を出しにくいのでこの順位に。あと重い。

しかしスペックは今回の候補の中では一番よいので、人によってはRiftSよりこっちの方が優先度が高くなる場合もあるかもしれません。お金に余裕がある人向けですね。

性能良くても高いのはちょっとね

安西先生、お金が・・・欲しいです。

VIVE COSMOS はこんな人におすすめ!
  • 最新機種でバリバリVRを楽しみたい人
  • お金が有り余っていて、PCVRをトコトン追求したい人

第2位 Oculus Rift S

第2位はOculus Rift Sです。やはり価格とスペックのバランスが素晴らしいのでこの順位に。しいて言えば、PCと無線で繋いで使うことが出来たらいいのにと言ったところでしょうか(よくばり)。

Rift S はこんな人におすすめ!
  • PC専用VRにしか興味がない人
  • Oculus LinkでVRの質が落ちるのが嫌な人

PCによるVRにしか興味ないなら一番の購入候補だと思います。

第1位 Oculus Quest

堂々の第1位はOculus Questです。発売当初なら恐らくこの順位にはなっていませんでした。対応アプリが少なすぎますからね。

しかしOculus Linkが発表された事で、PC向けのVRゲームも遊べるようになり、その弱点を克服(Linkを使用する場合PCが必要で、有線になる)

一部のOculus Goのアプリにも対応するという事で、Goの上位互換的な役割も果たしてくれるようになりました。

コードレスで気軽に楽しむも良し、PCと繋いでクオリティの高いVRゲームを遊ぶも良しの、万能VRデバイスになったと言っていいと思います。

Oculus Quest はこんな人におすすめ!
  • ワイヤレスでVRを楽しみたい人
  • ワイヤレスでもPC用のVRもどちらも楽しみたい人
  • ゲーミングPCを買うつもりがない人
  • ゲーミングPCを後で買う予定で今すぐVR楽しみたい人

特殊なこだわりがなければ、とりあえずQuestで間違いないでしょう

最後に

いかがでしたでしょうか?この記事があなたのVRデバイス購入の参考になれば幸いです。

個人的に面白いと思ったのが、Oculusのヘッドセット。

  • 動画視聴のみの人はGo
  • PCでじっくり楽しみたい人はRiftS
  • PCでも無線でも遊びつくしたい!と欲張る人はQuest

といった感じで、ユーザーのニーズごとに目的がしっかり分かれているんですよね。用途に合わせて適切なデバイスが買えるのはとてもいいなと思いました。

ちなみに私が今VRデバイスを買うならOculus Questを買います。やっぱ無線でも有線でも切り替えて遊べるのは魅力的ですから。

というかもう買ったんですけどね。

 控えめに言ってQuest最高です(笑)それではまた。

追記:Oculus Questのレビュー記事とOculus Link機能についてのレビュー記事を書きました。

Oculus Questレビューするよ!控えめに言ってワイヤレスって最高です。

Oculus Linkが遂にキタ!導入方法や必要な物を解説レビュー!

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